先輩たちの声

先輩インタビュー

吉田祐輝 Yoshida Yuki

電気工事部長 平成19年入社 入社18年目

綜合電設への入社経緯を教えてください。

前職は外線工事(電柱のケーブルを張る工事等)の仕事をしており、離島や都心部のエリアに6か月間隔で滞在し、勤務していました。30代になりそろそろ身を固めたいと思ったことから、プライベートの時間も大事に出来るよう、千葉県内でも比較的近隣にあった綜合電設の採用面接を受けました。

入社して大変だったことはありますか?

基本的に仕事が好きなので大変という事はありませんでした。ただ前職と異なり、内線工事(電柱からお客さまの設備への引込線工事等)を担う事となったので、仕事を進める上で必要な資格(電気工事士1種・2種等)の取得を含め、業務に関する勉強は積極的に行うようにしました。

この会社の良いところはどんなところだと思いますか?

先程の資格の話でいえば、私は電気工事士だけでなく施工管理技士の資格も取得しています。資格取得は自分の仕事の幅を広げるだけでなく、取得者に手当が支給されますので、大きなやりがいを見出せます。この点、自分自身が頑張った結果に関して会社がしっかり評価してくれるところは良いところだと思います。
また、働き方改革についても代表を中心に積極的に取り組んでおり、社員の意識も以前と比べて随分変わってきました。具体的には、各従業員の休日が以前よりも増えており、その一方で、残業時間が減ってきています。これまで残業で得ていた収入分を、資格手当で補える形にできるのも良いところですね。

電気工事部長として心がけていることは?

仕事を進める上で、困ったり悩んだりした時の相談がし易い雰囲気がこの会社にはあると思います。
その中で私は上職者として、部下や後輩などから受けた相談に「答えられない」という事を極力無くそうと考えています。
相談をしてきた人の多くは、問題を解決して前に進もうと考えている人です。せっかく前に進もうとしている人を助けられないのは、職責を全う出来ていないばかりでなく、自分自身や会社の成長にも繋がりません。自分ももうベテランですから、自分の経験や学びをしっかり仲間達に還元していきたいです。

この仕事の難しさや楽しさはどんなところだと思いますか?

さまざまな現場での仕事を担います。例えば、多くはありませんが新築工事になると現場のスケジュールに合わせて変則的な勤務時間になる場合があります。
また、そういった新築現場ではエレベータが稼働していませんから、階段で上階に上がって行って作業する必要があります。これらは難しいという事ではないかもしれませんが、体力は使う仕事だと思います。
楽しいところは、自分が携わった施設の例えば照明(ライトアップ)などを見れば、自分で作り上げたんだという満足感というか達成感のようのものが得られます。
誰でも知っているような施設もありますから、子供と一緒にいれば「あの建物の照明はパパが作ったんだよ」と言えるところは、こういった仕事の楽しさだと思います。
それと同時に、しっかり稼働しているかという視点で見てしまうというところもあります。作った責任がありますからね。

最後に代表はどんな方ですか?

先代から異色の経歴で引き継がれてから、さまざまな改革を行っている方だと思います。
綜合電設が大手警備会社様の仕事のみを請け負う会社であったところから、さまざまな顧客から仕事を請けられるように体制を変えました。
一社下請であれば、仕事は固定化されてある意味楽なのですが、社員の仕事の幅は広がりませんしスキルも限定的なものになります。
変革にあたっては、営業活動や業務の勉強など大変な事もありましたが、今では大手企業様からの業務も請け負えるようになりました。
また、会社の良いところでもお話したように、昨今の働き方改革への対応や、社員のスキルアップへのフォローなど我々の業界の中にあっても、時代の潮流に取り残されないよういつもアンテナを張って改革を進めていると思います。

求職者の方へメッセージ

どんな仕事でも大変な事はあるかと思います。それを乗り越えた時、自分への自信に変わります。仕事が楽しくなっていき、周りからも認められてきます。
特に、現場ではそういった状況が多々あります。大変なことに本気で向き合っていけば、人はちゃんと見てくれているし支えてくれます。

自分自身を乗り越えたい人。強くなりたい人。変わりたい人。最初は自分もそうでした。
ぜひ一緒にやりませんか。そういった人たちと一緒に仕事ができる事を願っています。

二宮考之郎 Ninomiya Kousiro

令和3年入社 入社4年目

渡邉浩哉 Watanabe Hiroya

令和4年入社 入社3年目

お二人はポリテクセンター千葉の同期ですね

二宮さん はい。求職者を対象とした7か月の職業訓練コースですが、就職が決まった人から退学します。同期が仲良いのは珍しいようです。

ポリテクセンターでは、どのようなことを学ぶのでしょうか?

二宮さん メインは第二種電気工事士資格の取得であり、受験対策として電気工事に必要な知識、技能を学びますが、受験結果の発表は修了後になります。他に自動火災報知設備、シーケンス制御、CADなどの関連技術、また最初にビジネスマナー研修もありました。

渡邊さん 逆に防犯カメラや通信設備などの授業はなく、当社で初めて知ることも多いです。

求人は「引く手数多」と聞きましたが

二宮さん 全員が希望進路を提出し、それを見た企業から求人票が届きます。全員10枚以上、多い人で40~50枚の求人票が来ていました。その中で、自分は前職でもある家業の鍵屋に近い防犯カメラ工事を行う当社に興味を持ちました。

渡邊さん 入学前の勤め先は通信機器の設定と出荷を請け負う会社でしたが、これらが実際に稼働するまで見届けたくて、ポリテクセンターで工事を学ぼうと思いました。そしていただいた求人票の中から、前職の経験が活かせそうなAV機器の施工会社に入りました。しかしながら、その会社は施工管理が中心であり、実際の施工は主に協力会社が行います。そこで、手を動かせる職場を探して二宮さんに相談しました。

二宮さんは渡邊さんに当社をどのように紹介したのですか?

二宮さん 入社してから機械警備、入退室管理、屋内電気配線、防犯カメラと新築の大型案件が続き、色々な現場を経験できました。相談されたときは丁度電気幹線工事が佳境で、会社自体が大型分電盤や配線ラックなど「ガッツリ系」強電工事という新たな工種に取り組む最中とのことでしたが、新人の自分は補助作業しかできず戦力になっていないことを思い知らされました。また、工期的にも前工程(内装)と後工程(弱電:当社がこれまで行ってきた工事)の板挟みで早出残業が続き、精神的にも肉体的に厳しかったですが、一方で日々勉強していることを実感し、充実していました。

それを聞いて、それでも当社に入社を決めたのは?

渡邊さん 前職では自分自身が未経験の作業を協力会社にお願いすることに引け目を感じていました。そして手に職を付けるためには、やはりどこかでガッツリ修行が必要なんだな、と思いました。自分がそれに耐えられるか不安ではありましたが、ポリテク同期の二宮さんがやっているなら、何とかなるだろうと。

工事屋は、就職先としてやはり不人気でしょうか?

二宮さん 正直、お薦めはされませんでした(笑)。一番の原因は、やはり時間が不規則なイメージがあるからだと思います。インターネット掲示板などの評判でも定時で帰れる「設備管理推し」が多いですね。でも的外れな内容も多く、工事屋の経験がない人が書いている感じがします。個人的には家業の鍵屋も同じだったので気にしていませんでしたが、最近は残業も月10時間程度で収まっているので、言われるほどではないと思います。働き方改革は自分次第です。

改めて、働く場としての当社について、評価をお願いします

二宮さん 長所としては、現場ではいわゆる「手元」として片付けなど下働きだけやらされるのではなく、現場でしっかり作業を教えてもらえることで、知識と技能が一致して成長を感じられます。短所としては、現場や職長によって内容ややり方が統一されていないことでしょうか。現場がすべて違うのである程度仕方がないとは思いますが、元々機械警備工事専業だったとのことで、新たな工事に対して試行錯誤中の職長(現場責任者)に判断を頼ってしまうこともあると思います。

会社として反省すべき点ですね

渡邊さん 前職の勤務経験は1年弱で余裕がありませんでしたが、先輩は常に他の現場を気にしていました。施工管理が中心だったからかもしれませんが。

二宮さん 入社前の内定期間中にマネジメントゲーム研修に参加しましたが、現場とは違う先輩社員の雰囲気を知ることができて助かりました。もちろんゲーム自体も面白かったです。今度はネットワーク工程管理研修を行うとのことで、みんなが協力しやすい体制ができればいいなと思います。

今後の目標はありますか?

二宮さん 入社時の希望とは異なりますが、高圧設備など「ガッツリ系」強電工事を極めたいです。最近第一種電気工事試験に合格した(資格取得は実務3年が必要)ので、勉強した内容と資格を現場で活かしたいです。穴掘り(建柱、埋設配管)などの屋外作業も「お金をもらって筋トレしている」と思うと、得した気になり楽しくなります。もちろん、本職土木屋ではないので毎日穴を掘るわけではありませんし(笑)。

また、これとは別に、代表の宮下さんからは以前あった「アルバイト作業マニュアル」の新人向けへの作り替えを指示されていますが、せっかくなので動画で作ろうと思っています。

渡邊さん まずは今与えられている仕事を着実に身に付けて行きたいです、現在の仕事は無線通信工事の事前調査や報告資料作成業務が中心ですが、前職での経験が多少は役立っています。今後は、ポリテクセンターで習った内容も使いたいと思います。現在元請からはExcelでの図面作成を求められていますが、CADによる効率化なども提案していければと思います。また、自分も覚悟して入社したので、ガッツリ現場も味わいたいです。最近体重増加気味なので、早くダイエット作業をしたいです(笑)。

最後に、当社に入社を検討される方にメッセージを
二宮さん 電気工事士として働くイメージは、入社時に確認した方がよいと思います。例えば、家電量販店で依頼するエアコン取付などの定型作業と「職人=現場での創意工夫と提案」とでは、仕事内容が全く異なります。当社では「見守りサービス」のような前者的な工事もあるので、一通り経験してやりたいことを見つけていけばよいと思います。皆さんが入社する頃には動画マニュアルもできているかな?(笑)。

渡邊さん 先日、前職の先輩と早速現場で鉢合わせになりましたが、楽しく作業ができているという良い報告ができました。やりたいこと、やりたくないことがはっきり伝えられれば、会社は真剣に考えてくれますよ。

ありがとうございました

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