昨秋に掲載した本稿1回目で「中小企業診断士の理論政策更新研修は5年で5回」と書きましたが、当該研修は4回目でした。当社での事業承継と経営実務にどっぷり漬かり、つい足が遠のいてしまっていました。今年2月末日の期限までにもう一回、どこかで「駆け込み受講」しなければなりません。
 多くの診断士は4月登録で更新期限が3月末日となることから、年度末の講習は混雑します。コロナ禍限定で認められたオンライン受講も考えましたが、やはり身近な事業承継関係をテーマにした講習を探したところ、1月に神奈川県中小企業診断協会で行われることを知りました。前身の中小企業診断協会神奈川支部では独立開業した診断士試験の受験仲間が一時期理事を務めており、理論政策更新研修が充実していると当時話していたので、一度受講していたいと思っていました。

 場所は横浜山下町。千葉からは遠いようにも見えますが、総武快速線から横須賀線直通で1時間と少しの距離です。同地にはITコンサル時代のベンダーさん事務所があり、システム開発打合せのためしばしば通っていました。また、落雷抑制システムズ社の事務所もあります。
 その落雷抑制システムズ社松本社長から、正月に新しいPDCEパンフレットとともにお年賀が届きました。「珍しいな」と思い開封すると、横濱銘菓「ハーバー」のガンダムファクトリー特装箱でした。ガンダムファクトリーは昨年山下ふ頭に開設され実物大の動くガンダムが展示されていますが、箱の全面にはそのガンダムが写されています。そして至近距離からの見学スペースでもある鉄骨製ドックの上部4隅には、何とPDCE(落雷抑制避雷針)が!

GUNDAM FACTORY YOKOHAMA×横濱ハーバー

お年賀いただきました
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA×横濱ハーバー


 これは必見。しかも場所は診断士講習会場から歩いて7分。ガンダムファクトリーwebサイトでは前売り入場券も発売中。あっという間に「午前にガンダムとPDCEを見て、お昼は中華街で、午後に講習」という横浜小旅行計画の完成です。
 ところが、講習2日前の1月7日、神奈川、千葉両県を含む首都圏に緊急事態宣言が発出されました。しかも今回は千人単位の感染者数。工事担当者が感染防止のため細心の注意を払う中で、代表の私がいわば副業である中小企業診断士の講習で感染しては申し訳が立ちません。元より、講習自体が行われるかも疑問でしたが、決行されるとのことで、当初の予定通り横浜に行きました。

 JR石川町駅から元町通りを歩き山下公園へ。私の初任地たまプラーザ東急SCは当時元町から誘致した店舗が多く、見慣れた名前のお店が並びます。とは言え緊急事態宣言後初の日曜朝であり、休業や開店時間を遅らせる店も多く閑散としていました。

日曜朝の元町商店街

日曜朝の元町商店街


 山下公園を抜けた場所にあるガンダムファクトリーも、お客様は規模に比して少ないようでしたが、30分入替制の特別観覧デッキの次回分は満員でした。入場の際にガンプラ購入整理券をもらいましたが、こちらも待ち時間なしでOK。私も世代的にはガンダムど真ん中ですが、生来の不器用もありハマりませんでした。あの時、うまく作れていたら、すんなり家業を継いでいたのかもしれません。
「只今すぐにご入場できます」

「只今すぐにご入場できます」


と言いながら、ここでの主目的はPDCE。華やかなガンダムの起動実験ショーが終わった後、ラストシューティングのポーズで制止したガンダムが丁度PDCEを指す場所で記念写真を1枚。
指差すはPDCE ©創通・サンライズ

指差すはPDCE ©創通・サンライズ

 そしてお昼は中華街に立寄りましたが、緊急事態宣言下でもそこそこ混雑。中国なまりの呼び込みを聞きながら、時間もないのでテイクアウトで中華まんを買い、食べ歩きながら講習会場へ向かいました。
 そして午後は講習会。感染防止に万全とのことで、広く席が取られています。今回の講習は弁理士、NPO法人代表、そして親子間で事業承継中の企業を番頭の視点から語る取締役管理部長、という捻りが効いたラインナップでした。
 弁理士講義は「守りの特許」というテーマで、特許権侵害と言われるリスクとその対策についての講演でした。特許については家業承継後は下請工事屋として接する機会もありませんでしたが、一方で、PDCEなど特許の塊も扱っています。また、特許申請を業とする弁理士はビジネス上の攻防に関する視点が弱いため、中小企業診断士が必要とされているとのこと。また、事業承継会社部長の講議からは、親子での事業承継が社員の立場からはどう見えるかという、事業承継当事者として中々気づきにくい視点からエールをもらえたと感じました。

 本講習の受講で、晴れて3度目の更新要件を満たしました。家業承継から7年近く経ち、少し余裕ができました。次の5年間は、中小企業診断士としてもしっかり活動していきたいと思います。