GW10連休の影響でしょうか。
今年はありがたいことに年度末ラッシュが4月まで続き、私が現場の作業補助に入る機会も多くなっています。今回は、久々に「穴掘り」です。
一昨年秋から受託している千葉市不法投棄監視カメラは、原則半年ごとに移動します。カメラに限らず電子機器を使用するための前提条件として電源の確保は必須ですが、屋外設備の多くは電柱から直接電気を「購入」しています。ところが、今回の不法投棄監視カメラの場合、東京電力による工事代金も発生する上に、電気料金も割高な臨時電力料金が適用されてしまいます。それ以上に、設置場所が「森の中」では電柱が近くにない場合もあります。これに対して、今回は電源不要のソーラーパネル一体型カメラを採用することで、「丸ごとお引越し」できるようにしました。
当日は「既設撤去組」と「基礎準備組」の二手に分かれて作業開始。撤去にはカメラの知識や小型移動式クレーン(通称「ユニック」=商品名です)や玉掛けなどの労働安全衛生資格が必要なため、責任者が担当。必然的に私は基礎準備組に加わりますが、深さ1m程度なので重機を使うことなく手掘りします。昔水球で鍛えた広背筋がうなりますが、本職からは「無理しないで(笑)」。
偶然にも、今回の設置場所は水球に打ち込んでいた高校時代の自転車通学路。高速道路沿いにある小さな川の合流地点で、小学校時代は魚釣りで遊んだところです。現在は近所に都市公園も整備され、老若男女&犬が散歩で行き交います。丁度工事は春休み中。近所の小学生がのんびり見学してました。
ここからはプロが一気に片づけます。カメラユニットを設置、調整して、市役所担当様が映像を確認。
その間、散歩中の方々に声を掛けられ、お話を伺いました。皆さんゴミの不法投棄には心を痛めているようで、市の事業を説明すると感心され、応援していただけました。
これから半年間、監視カメラは川沿いで不届き者ににらみを利かせながら、散歩道を見守ります。10連休千葉でゆっくりお過ごしの方は、川沿いの散歩もいかがでしょうか?乙なものですよ。