現在、当社は求人に関する営業をお断りしております。それでも求人テレアポを行う方は、下記をご一読の上お電話くださいますようお願いいたします。

最近、人材紹介、求人広告会社から頻繁に電話がきます。先日は1日で6件ありました。
 「夏ボーナスが出た今が転職活動のピークシーズンです」
 「施工管理技士の有資格者をご紹介します」
 「コロナ禍で業種職種をまたいだ転職が活発です」
 「電気工事業界に強い転職サイトです」
 「電気工事士免許を持ち日本語が堪能で在留資格を持つ外国人技能者がいます」
 「貴社webサイトの求人ページは、当社と連携すればヒット率が格段に上昇します」
 各社それぞれ強みとこだわり(売り文句)を持ち、テレアポに邁進されています。しかしながら、中には同じ会社の別担当者から何度もかかってくるなど熱心すぎる方も多く、その対応に時間を取られています。中には、既にお断りしていることを伝えても「名前が似ていても別の会社ですから」と粘り腰を見せる方もいらっしゃいます。

 別に、求人広告、人材紹介業を否定するものではありません。確かに当業界は求人難。ハローワーク千葉の動向調査レポートで「電気工事士の求人倍率90倍」を見た時はさすがに目が飛び出ました。このような状況下で、第一段階として当社を知ってもらうためには広告に力を入れなければなりません。
 また、求職者側もエージェントが必要な場面があることでしょう。私もサラリーマン時代は転職サイトに登録し、実際にこの紹介を受け面接に行ったこともあります。転職は人生の一大事。終身雇用制度が崩壊したと言われて久しいですが、そう何度も経験するものではありません。転職先から誘っていただいたサラリーマン時代の先輩は結婚に例えていましたが、同時に1社しか選ぶことはできません。その中で、転職マッチングの専門家に相談することは合理的な判断です。

 とは言え、そこで必要とされる専門家は、業界の実情に精通し、求職者に寄り添うことが求められます。自身が「1日○件電話を掛ける」の営業ノルマに追い回されるような、求職者よりも余裕がない人が行う仕事ではありません。それでも当社にテレアポをされる方に対し、中小企業診断士として僭越ながらアドバイスを差し上げます。
・最低限、当社について把握すべく、当サイトなど事前に一通り目を通してください。
・貴社の事業理念(おそらく「人をつなぐ」などがあることでしょう)と自分の行為(テレアポ)が整合しているか、一度立ち止まって考えてください。
・一口に電気工事士といっても職種は多彩です。具体的に複数(最低5種類)イメージしてください。そしてその中で、当社がどのような業務を採用者に求めているか、想定してください。

 もし、上記で疑問を感じたら、あなた自身が当社に入り、電気、通信を体験して下さい。新築現場での安全管理や、既設建物での施主様とのコミュニケーションを経て、実際に自分の成果物を目にしたとき、この業界の醍醐味を体感できることでしょう。
 もちろん、良いことばかりではありません。屋外で風雨や酷暑にさらされることもあれば、現場都合による勤務時間や休日の振替なども発生します。いずれにせよ、事務所に座ってのテレアポとは業務の質が全く異なります。あなたが紹介している仕事は、あなた自身が一番求めている仕事、かも知れません。
 当社に求人案内のテレアポした場合、ご自身が勧誘されることを承知おきください。お電話、お待ち申し上げます。