当社が千葉市環境局資源循環部産業廃棄物指導課にリース提供した不法投棄監視カメラは、平成29年から5年間の役目を終え、現在は当社従業員の実習教材として第2の人生(?)を送っています。そのうちの資材倉庫に設置された一つが、この度不法投棄車両を捉えました。


 これを確認した当社は千葉市の担当窓口に通報、その後の調査で当事者が特定され、行政指導により撤収させることができました。
行政指導でコンクリートブロックを積戻して持ち帰り

行政指導でコンクリートブロックを積み戻して持ち帰り


 防犯カメラの普及に伴い、数多の製品が市中に出回るようになりました。それらの値段は文字通り「桁違い」ですが、その一番の要因は信頼性と言えるでしょう。今回お手柄のカメラは街頭で多く普及する安視ん君(プロテック社)ですが、頻繁な移設を伴う負荷の高い使い方だったにもかかわらず、使用開始から8年後の現在も十分実用に耐えています。
 一方で、実際の撮影録画機能がないダミーカメラも威嚇目的で広く市中に提供されています。案山子(かかし)のようなものですが、犯罪者心理に訴える目的としてはこれで十分、という考え方です。以前見かけた輸入品には、品質保証がない一方で「壊れても、ダミーカメラとしても利用可能」というキャッチコピーもありました。今、ホームセンターなど市販されているものでは保証期間が3ケ月程度のものが多いようです。
 もったいないのは、せっかく設置したのに録画媒体(SDカード)の経年劣化や電源抜けなどで、いざというとき「動いていなかった」パターン。役員持ち回りの自治会などでありがちです。そこで改めて保守契約をご用命いただくケースもあります。
 カメラ選定においては、それぞれの予算、目的、人的負担(やる気)に合わせ、適切なカメラを選択しましょう。当社でもお手伝いいたします。
 ちなみに、私の高校水球部後輩でもある当社顧問弁護士は、自分が使い古したスマホをカメラとして軒下に設置しています。いつまで使えるか、どこまで役立つか分かりませんが、確かにこれなら元手はかかりません。