2019年を迎えました。明けましておめでとうございます。
 個人的には父の喪中で年賀状等の新年謹賀を自粛しておりますが、会社は元気に営業中です。本年もご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。

 今年の正月3が日は現場も全休。以前、ATMが土日稼働も当たり前となり始めた頃は、休業中の年末年始とGWに工事が集中し「お正月は現場」という時代もあったようです。丁度その頃の私は、鉄道会社で商業施設に勤務し、正月は初売り対応で福袋の場内整理に忙殺されていました。父とお互い「正月に休めないような仕事なんて、、」と憎まれ口をたたき合ったのも、今となっては良い思い出です。
 というわけで、本来ゆっくりできるはずの正月ですが、現在経理システム導入が佳境でどうしてもまとまった時間が必要となり、年末年始は自宅で嫁と作業を進めています。次男が冬休み直前にインフルエンザを発症して家族全員に感染。最終週を丸々休んだため予定が遅れました。私も人生初の高熱40℃を記録しましたが、解熱後も工事担当者から出社停止を申し渡され、深夜に書類を取りにこっそり出社したら見積作業中の担当者に見つかり、翌朝は「パンデミック!」と大騒ぎになったとのこと。
 本来なら「年明けから心機一転」と行きたいところですが、むしろ正月を作業に充てられてラッキーだったかもしれません。子供達もインフルエンザと喪中で旅行や行事はおあずけ。これまで母が手書きで行っていた帳簿を嫁が引き継ぎExcel化してきましたが、仕訳記帳は当社設立当初から委託する税理士事務所にお任せしていました。それを2019年から会計システム「弥生会計」を導入、自社で記帳を行うこと(自計化)で経営実態の早期把握を図ることとしました。
無題
 システム導入は、私自身もこれまで各職場で経験し、直近はコンサルタントとして各社をお手伝いしてきました。導入後に便利になるためには対象業務全ての詳細な理解が必要不可欠であり、統括するプロジェクトマネージャーもそのために全身全霊を傾けます。ある段階まで進めていくと、それまで誰かが忖度し「適当に」処理されていたひずみが吹き出す場面に必ず遭遇します。その都度①あるべき姿を見定め、②実務負担を勘案してルールを決め、③既存データを見直し初期値を決定、しなけれななりません。全てその場で決定できれば良いですが、付与権限、業務理解、組織風土などにより懸案は都度会議体に諮られる場合もあり、とにかく時間がかかります。また、運用開始後も担当者(最近は派遣社員等の場合も多いです)がシステムの特徴(特に「できること」「できないこと」の区別)を把握し、想定外のケースにも適切に対応し続ける必要があります。

 幸いにも(?)当社経理担当は我が嫁、商業施設勤務時代のテナント店長で20年来の戦友です。すべての疑問はその場で解決し、二人でルールと設定を決定しながら上半期分の会計データを一気に登録しています。また、期せずして会計的側面からの課題抽出もできました。
 今年で当社承継から5年。新たに蓄積されるデータを活用して、やっと企業経営管理業務らしいことができそうです。今年の抱負はこれで行こう!