都内で打合せがある場合、しばしば資材倉庫からバスで出動します。

1日8往復

千葉中央バス平山線「長谷部」バス停

 御多分に漏れず千葉でもバス路線は縮小し、最寄りの鎌取駅までのバスは現在1日8便しかありません。このためバス基準にスケジュールを立てることとなりますが、これが難しい場合は最寄りの駅駐車場もしくは自宅に車を置いてから電車に乗ります。着任した3年前は1日12便ありましたが、程なく8本に削減。運転手の勤務シフトが「1.5→1人前」に削減されたとのことです。行先も元々は1時間近くかけて千葉駅まで乗り入れていましたが、鎌取駅前広場が整備されたこともあり路線も短縮されました。
 といっても、近隣の駅から山間部に入るバス路線は軒並み廃止されているので、「存続しているだけあり難い」というべきなのでしょうね。
 なお、父は自動車運転を引退していますが、現地に倉庫を移転する30年前は、将来運転できなくなるリスクについては全く考えていなかったとのこと。現在は毎日自宅からの約3.5㎞を徒歩出勤していますが、これを始めてから日に日に元気になっています。
 
 現在、高齢者の加齢による運転能力低下による事故が問題になっています。私の両親もそれぞれ鹿児島と岩手の山間部出身であり、1日数本の電車、バスを乗り継いでさらに長時間歩いて実家にたどり着きす。車がないと生活できませんが、一方で、両親が上京してきた頃は、車がなくても当然に生活していたはずです。父も車を取り上げられた当初は散々文句を言っていましたが、現在普通に歩いています。
 大学で社会工学を学んだものとして、公共交通衰退の行く末に心を痛めていましたが、意外と何とかなるのでは、と父から学びました。

取り敢えず、毎日地元で地道に「乗って残そう」運動を行っています。