GW、皆さんどのように過ごされていますか?

当社も今年は連休中工期指定の大型工事もありませんが、一部小規模工事対応があるため前半後半に分かれて長期連休をいただいています。私個人としては月次締めやITコンサルの顧客訪問があるため、カレンダー通りです。思い起こせば、ショッピングセンター勤務時代はGWは書き入れ時で、開業時は3か月連続出勤ということもありました。今や違法な武勇伝ですが、「休む人が多い時に働く」ことを幼少時に父から叩き込まれた、と当時の後輩に語っていたことを思い出します。

一方、そんな思いは我が子供たちに引き継がれず、「どこか連れていけ!」声に押され、自転車で近所の千葉市動物公園に行ってきました。レッサーパンダで一世を風靡したことは記憶にありますが、入場するのは開業時に中学部活仲間と来て以来30年ぶりです。
中に入ると外部コラボやアイデア勝負の低予算(邪推)イベント盛りだくさん。下請工事屋となり久しく途絶えていた「同業者目線のイベント視察」感を思い出しました。

その中で、特に目を引いたのが園内要所に設置された「動物総選挙」 総選挙というキーワード自体はCD購入と合わせ技で一般化しましたが、折しも月末に市長選挙を控える中、本格的な選挙ポスター掲示板が雰囲気をあおります。
候補はいずれも自らの特徴を前面に押し出した主張をポスターに込めていますが、その中でハシビロコウの「動かない勇気」に目を奪われました。

選挙ポスター10名が立候補

選挙ポスター8名が立候補

経営後継者に対する戒めとして、「功を焦って動くな」と言われます。特に、私のような後から入社した人間が性急に改革を進めると会社次第が分解する、という事例が挙げられます。私もこれを聞いて、3年間は極力既存の枠組みを守ってきました。しかしながら、サラリーマン時代の同期がそろそろ子会社社長になり新機軸を打ち出そうと奮闘している様を見ると、このまま何もせずに「気づいたら一社下請のまま引退を迎える」という恐怖に似た感情にも襲われます。
そんな中、ハシビロコウ先生に「動かない勇気」と諭されました。動かないことに勇気を持つ。人生に迷ったとき、自転車で動物園に通ってみたいと思います。