先日、工事担任者の合格発表がありました。
この資格は通信工事に関わる国家資格で、DD(ネット回線用)とAI(電話回線用)の2種類があります。また、それぞれがさらに規模別に大きい方から1,2,3種と細分化され、AI,DD総合種は両方の1種を兼ね備えた最強資格です。本資格は、元をただすと旧電電公社の社内資格とのことで、コンセント設置等に必要な電気工事士と比べ、同じ「電線工事」に関する資格でも知名度は低いと思います。具体的には、電話やLAN(コンピュータ)回線等の工事で、モジュラージャックを加工するときなどには本資格が必要ですが、単にモジュラージャックを差し込むだけなら資格不要です。
当社でも、電気工事士は「必須資格」として資格手当を付けて以前から全員強制受験させていましたが、工事担任者はあくまで自己啓発で、私の事業承継時は資格者はほぼ皆無でした。
試験は年2回。そこで、昨年初に5月試験を目指してもらうべく、「総額20万円、合格者で山分け受験キャンペーン」を敢行しました。AI、DDそれぞれ1種=5ポイント、2種=4ポイント、3種=3ポイントを付与し、合格者全員で山分けです。AI、DDとも1名だけ合格なら20万円総取りのチャンスです!!
←従業員向け目論見書
会社に来たばかりの創業者の息子が、何をいきなり言い出すか。学生バイト時代からのベテラン3名以外とは一緒に仕事を始めて半年でもあり、腕に覚えがある職人さんたちは面白くなかったかもしれませんが、それでも全員が付き合って受験していただきました。
それではどの種を受験するか、当然ながら試験に出る内容と普段接する工事内容は別物。そこで担当者各位は、試験問題を眺めながら「業務知識との近さ」「勉強の好き嫌い」「賞金の魅力度」を考え、最高金額が出るAIDD総合種と、確実さを狙ったAI3種&DD3種に分かれました。
結果は、3種受験組が手堅く賞金ゲット。さらに順調にステップアップし、今回ついにAIDD総合種の合格者が誕生しました。
合格者は現在総務省に手続中。資格者証が届いたら従業員情報更新! 会社概要更新をお楽しみに!