昨日、飛込みの工事依頼電話をいただきました。
3月末に閉鎖した店舗の小型PBX(電話交換機)を撤去したいとのこと。既に電話も解約済みながら、解体工事屋さんから「電話工事は専門業者に」と断られたそうです。
お電話口は移転先の事務所とのことで現場の状態が不詳だったため、担当者とともに現場待ち合わせの場所に向かったところ、待っていたのはスーツに金バッチを付けた社労士の先生!?
お話を伺うと、ご実家の商売を承継されながら、自らも社会保険労務士として活動されているとのこと。そして、今後は営業の実情に合わせて無店舗販売に切り替えるとのことでした。
日本小規模企業者(個人+企業)は約325万者。その多くが事業承継を大きな課題としています。私もその真っ只中に身を置き、中小企業診断士の決断として中小企業主へ道を選びました。サラリーマン時代の周囲には似た境遇は見当たらず心配もされましたが、千葉に戻ると、意外と多くの方が千葉都民から転進して実家を継がれていることに驚きました。そして今回も、専門家活動と事業承継を両立されているロールモデルが近くにいらっしゃることに勇気づけられました。私も負けてはいられません。「情報システム化構想からPBX、LAN配線工事まで」手掛けられる究極のオールインワン零細企業として、千葉の皆さまのお役に立てるべく、精進します。
撤去工事の対価として、「お代」以上に私のモチベーションをいただいた工事案件でした。